輸送機のパイロットである主人公のWillは,バミューダトライアングル上空を飛行中に突然,機体のコントロールを失って墜落。そして,どういうわけか謎のエイリアン「Watcher」が支配する,「Void」という別の世界に飛ばされてしまった。 WillはWatcherに抵抗する人々が組織する,「The Survivor」というレジスタンスグループの一員となり,たまたま使われずに転がっていたジェットパックで空中を飛び回り,エイリアンとの激しい戦いを生き抜き,Voidからの脱出に挑むのであった! じゃーん。 という奇想天外なストーリーが展開するのが,今週紹介する三人称視点のアクション,「Dark Void」である。主人公のWillは,見た目もパッとしないし,どことなく頼りない感じ,ドラクエ10 RMT。言ってみれば,本連載の(最近忘れられがちな)サブタイトルである“戦うおじさん”にピッタリかもしれないという,妙な親近感を筆者(おじさん)は覚えるわけで,あなたもぜひ「おじさん頑張れ!」という気持ちで読んでいただけると幸いだ。 本作の開発は,Microsoft Game Studiosで「Crimson Skies High Road to Revenge」を開発したメンバーが中心となって設立したスタジオ,Airtight Gamesが行っており,コンバット系フライトシムの開発で培った技術が本作にも活かされている,IXA RMT。ちなみに,あの名作「Portal」を手がけたKim Swift氏が,Valveを辞めてAirtight Gamesに移っていたりする(本作への関与の程度については不明)ので,新たなプロジェクトも動いているのかもしれない。 欧米での販売はカプコンの北米法人が行い,PC版のほかにPlayStation 3版とXbox 360版がリリースされているが,今のところ日本語版発売のアナウンスはない。 さて,ゲームは三つのエピソードに分かれており,合計14のチャプターから構成されている。チャプターごとに地上戦と空中戦,どちらかがメインになるが,基本的に敵を倒しながら設定された課題をクリアしていくことになる。何をすべきか,どこに向かえばいいのかなどは常に画面やレーダーマップに表示されるので,よほど注意力散漫な人以外,まず詰まることはないだろう。戦いの舞台はジャングルだったり,Watcherの施設や艦内,渓谷のような場所だったりとバリエーションに富んでおり,チャプター間にはムービーシーンが挿入され,飽きることなくゲームを進められる
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