2013年2月1日金曜日

堀井雄二氏が“師匠”小池一夫氏とドラクエ,キャラ作り,そしてゲーム業界について大いに語る。堀井氏は

。当時堀井氏は,実のところ,このゲームをどうにも面白いと思えなかったそうだが,一緒に仕事をしていたチュンソフトの中村光一氏が一生懸命遊んでいる姿を見て「どんなゲームでも,プレイヤーが能動的に遊ぶことができれば面白くなる」と実感したという。  「プレイヤーにとってつらいのは,何をどうしていいか分からない状態」と,ドラゴンクエスト10 RMT,堀井氏は話を続ける。そこで,ちょっと背中を押してあげるようなこと,「あ,これならできそう」と思わせて,実際にプレイしてみても面白いことが重要なのだと,堀井氏は述べる。  そうした「何をすればいいのか分かりやすい」観点から見た場合の優れた例として,堀井氏は「トモダチコレクション」と「ラブプラス」を挙げた(ちなみに堀井氏は,最近「ラブプラス」をプレイし始めたそうだ)。  また堀井氏は,「トモダチコレクション」や「ラブプラス」が多額の予算をかけていないのにヒットしたことを指摘し,まだまだ新しく面白いアイデアが出てくる可能性を示唆する。 ドラクエに因んで,“龍”モチーフの眼鏡をかけてきたという小池氏。大変オシャレである  それを受けて小池氏は,ゲームの将来はどうなるかを尋ねる。すると堀井氏は「ゲームはなくならない」と答えた。それは,ドラクエ10 RMT,今の若いゲームプレイヤーが高齢者になったときに,盆栽などをやっている姿が想像できないからだという。  むしろ,歳を取って身体が思うように動かなくなってからも,ゲーム内なら自由に動き回れる,しかも時間は山ほどあるという状態になるので,ゲームに熱中するようになるのではないかというのだ。  そう考えるもう一つの根拠として,堀井氏は漫画に対する世間の考え方の変化を挙げる。つまり,20?30年前までは「大学生が漫画を読むなんて嘆かわしい」くらいの意見が多数派だったが,今では60歳代も含めた大人が漫画を読んでいる姿は普通になっている。  これについて堀井氏は,以前の世代が漫画との付き合い方を知らなかったために,そうした論調がまかり通っていただけと指摘し,ゲームもまた今のプレイヤーが年齢を重ねることで,同様の変化をたどるだろうと述べる。すなわち,高齢ゲームプレイヤーが増えるだろうというわけだ。  また,ゲームの主流が据え置き機から携帯機に移っている理由の一つとして,堀井氏はテレビの大型化を挙げた。居間に大きなテレビがあったとしても,それをゲームのために家族の誰かが独占できるかというと,必ずしもそうはならないというのだ
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