2013年2月25日月曜日

連載「PCゲームを持ち出そう!」。第33回はNDS用ミステリADV「刑事J.B.ハロルドの事件簿 〜殺人倶楽部〜」

 PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載。33回めとなる今回紹介するのは,2月21日にfonfunから発売されたニンテンドーDS(以下,アグ ブーツ,NDS)用ミステリアドベンチャー,(以下,殺人倶楽部DS)だ。 あのリバーヒルソフトの名作がNDSへ  殺人倶楽部DSは,往年のPCゲーマーならその名を聞いただけでも懐かしさを覚えるであろう,リバーヒルソフトから1986年に発売されたPC-9801用のミステリアドベンチャー,「殺人倶楽部」(マーダークラブ)をリメイクした作品(そうか,その名を知らないどころか,まだ生まれていなかった読者も多いのだろうなあ)。同社作品の版権を持つアルティの監修の下,fonfunから発売されたものだ()。  このPC-9801版殺人倶楽部は,J.B.ハロルドシリーズの第1作で,「マンハッタンレクイエム」「殺意の接吻」などにつながる作品。そのハードボイルドタッチのストーリー展開やグラフィックスで当時のゲームファンを魅了し,これまで, 携帯電話を含むさまざまなプラットフォームに移植されている。  ちなみに,レトロゲーム配信サイトでは,PC-9801版とX68000版(殺人倶楽部DX)が提供されている。  プレイヤーは「J.B.ハロルド」という名の刑事となり,リバティタウンで起きた「ビル?ロビンズ殺人事件」の真相を解明すべく,関係者への聞き込みや証拠探しに奔走するのである。がんばろう! PC-9801版殺人倶楽部のスクリーンショット。「懐かしい!」と感じたあなたは30代以上,Diablo iii Gold? 奇をてらわずにリメイクしつつ,より遊びやすいゲームに  上に掲載したPC-9801版のものと比較すると分かるように,殺人倶楽部DSでは,(当然といえば当然であるが)登場人物などのグラフィックスがすべて新たに描き起こされている。とはいえ,画面構成やインタフェースは,PC-9801版の雰囲気を残しつつデザインされている。操作方法もPC-9801版と同様で,状況に応じて表示されるコマンドから選んでいくだけと,とてもシンプルで分かりやすい。当時遊んでいた人はもちろんのこと,初めて遊ぶ人もすぐに把握できるだろう。  ストーリーは,リバティタウンにあるハウリントンカレッジで,ロビンズ商会の社長ビル?ロビンズの死体が発見されるところからスタート。プレイヤーは,先輩刑事のジャドからこの事件の捜査を引き継いだJ
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