。PCパーツの知識があれば簡単に見分けられるものの,そうでない場合は,予算の都合による選択肢の少なさもあって,結構面倒くさいことになるので,この点はお気をつけを。 一方,ハイエンドクラスの3D性能は不要だとすると,選択肢は一気に増える。冷却性能や静音性を重視して選ぶといった“贅沢”ができるようになるわけだ。このあたりは,普段プレイするゲームのジャンルや,手元のディスプレイ解像度,グラフィックスカードの選択にどこまで手間をかけられるかで決めてほしい。 実はHD 4770一択でもない1万円台前半 1万円台前半,カバル RMT?1万5000円のラインでは,「ATI Radeon HD 4770」(以下,HD 4770)の群を抜くコストパフォーマンスが図から見て取れる。そのため,ほぼ“一択”だと思うかもしれないが,実際にはそうなっていない。なぜかというと,4月末の発表以降,慢性的な品不足が続いているからだ。 とおり,ようやく流通量が増える気配を見せ始めたHD 4770。写真はMSI「R4770-T2D512」だ 秋葉原ショップ筋の情報によると,7月を迎えて,流通量は好転の兆しを見せ始めているので,HD 4770を探すという決断は尊重したい。ただ,もしHD 4770を上回る消費電力が気にならないなら,1万2000円程度から購入可能で,1万5000円以下で購入することもそう難しくはなくなってきた「GeForce GTS 250」(以下,GTS 250)や「ATI Radeon HD 4850」搭載のグラフィックスカードが,相当お買い得だったりするのも確かだ。 これから暑くなることを考えると,GPUクーラーが1スロット仕様のものは避けたいものの,アラド戦記 RMT,最近は安価な選択肢でも冷却能力を重視した2スロット仕様のクーラーを搭載する例が増えてきたので,パフォーマンス重視なら大いにアリといえる。 なお,図でGTS 250のところには,カッコ書きで「9800 GTX+」とあるが,これはGTS 250が,「GeForce 9800 GTX+」(以下,9800 GTX+)から,製品名だけ切り替えられたものであるため。9800 GTX+という名を冠した製品の流通量はだいぶ減っているので,店頭で混乱することはあまりないはずだが,基本的にGTS 250と9800 GTX+はまったく同じものだという点はご注意を。 厳密にはちょっとだけ異なるが,そのあたりが気になる人は,を併せて読んでもらえればと思う
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